「動画を撮り終えた後の概要欄とタグ入力が面倒すぎる」――そんな悩みを抱えるYouTuberは多いはずです。実はMakeとAIを連携させれば、動画タイトルを入力するだけで概要欄・タグを自動生成する仕組みが構築できます。本記事では私が実際に試した設定手順を、スクリーンショットを想定した詳細解説とともにお届けします。
Make×AI自動化がYouTuberに注目される理由|なぜ2026年の今やるべきか
YouTubeは2026年現在、月間ユーザー数が30億人超(YouTube公式発表)に達し、検索エンジンとしての利用も急増しています。しかし動画本数が増えるほど、概要欄・タグの作成に費やす「事務作業」が積み重なり、クリエイターの本来の仕事=撮影・編集の時間を圧迫します。
そこで注目されているのが、ノーコード自動化ツール「Make」とOpenAI(GPT-4o)の連携です。一度シナリオを組んでしまえば、毎回の動画投稿作業を数分で完了できます。
メリット①:1本あたり15〜30分の作業時間を削減できる
私が試算したところ、概要欄の下書き・SEOキーワード調査・タグ選定を手作業で行うと1本あたり20〜30分かかっていました。Makeのシナリオを動かせばこの工程が約90秒に短縮されます。月20本投稿なら400〜600分、つまり約7〜10時間の節約です。
メリット②:SEOを意識した一貫品質の概要欄・タグが量産できる
人間が書くとクオリティにムラが出ます。疲れているときの概要欄は情報が薄くなりがち。AIに明確なプロンプトを設定しておけば、毎回同じ品質基準でSEOワードを含んだ概要欄とタグが生成されます。特にYouTube検索で上位表示を狙う場合、タグのSEO最適化は今でも有効な施策です。
メリット③:ノーコードで誰でも構築できる(プログラミング不要)
MakeはGUI操作だけでワークフローを組める自動化ツールです。Zapierと並ぶ2大ノーコード自動化プラットフォームですが、Makeは無料プランでも月1,000オペレーションまで利用可能。小規模チャンネルなら無料枠で十分まかなえます。プログラミング経験ゼロの私でも、最初のシナリオ完成まで約2時間でした。
なお、YouTubeの集客自動化をさらに発展させたい方は、AI×Make自動化でYouTube集客からメルマガ誘導を仕組み化する方法も合わせてチェックしてみてください。概要欄からメルマガ読者を獲得する仕組みまで解説しています。
Make自動化×AI連携の設定手順|YouTube概要欄・タグを自動生成する
ここからは実際の設定手順を解説します。所要時間の目安は初回2〜3時間、2回目以降はテンプレートを使い回すので30分以内に組めます。
ステップ1:Makeアカウントとシナリオの準備
1-1. Makeに無料登録する
Make(make.com)にアクセスし、メールアドレスでアカウントを作成します。無料プランは月1,000オペレーション・アクティブシナリオ2つまでです。
1-2. 新しいシナリオを作成する
ダッシュボード左上の「+Create a new scenario」をクリック。最初のモジュール(トリガー)を選択する画面が表示されます。
1-3. トリガーにGoogle Sheetsを設定する
今回はGoogleスプレッドシートを入力フォームとして使用します。スプレッドシートに動画タイトルを入力したら自動でAIが動く、というフローです。
- モジュール検索欄に「Google Sheets」と入力
- 「Watch Rows」を選択(新しい行が追加されたときに発火)
- GoogleアカウントとOAuth連携し、対象のスプレッドシート・シートタブ・監視する列を指定
スプレッドシートのA列に「動画タイトル」、B列に「ジャンル/カテゴリ」、C列に「ターゲット視聴者」を入力する形にしておくと、AIへ渡す情報が豊かになります。
ステップ2:OpenAI(ChatGPT API)モジュールでAI生成を設定する
2-1. OpenAI APIキーを取得する
OpenAI Platform(platform.openai.com)にログインし、「API keys」から新しいキーを発行。キーは必ずコピー保存してください(再表示できません)。APIの従量課金は2026年現在、GPT-4oでおよそ1,000トークンあたり$0.005前後(入力)です。1本の概要欄生成は500〜800トークン程度なので、コストは1円未満です。
2-2. MakeにOpenAIモジュールを追加する
Google Sheetsモジュールの右の「+」をクリックし、「OpenAI(DALL-E, Whisper, ChatGPT)」を検索して追加。「Create a Completion」を選択します。
2-3. プロンプトを設定する
ここが自動化の品質を左右する最重要設定です。私が実際に使っているプロンプトテンプレートを以下に示します。
あなたはYouTube SEOの専門家です。
以下の情報をもとに、YouTube動画の「概要欄(日本語・400〜600文字)」と
「SEO最適化されたタグ(15〜20個、カンマ区切り)」を生成してください。
【動画タイトル】: {{1.title}}
【ジャンル/カテゴリ】: {{1.genre}}
【ターゲット視聴者】: {{1.target}}
出力フォーマット:
---概要欄---
(ここに概要欄テキスト)
---タグ---
(ここにタグをカンマ区切りで)
---
概要欄には以下を含めること:
- 冒頭2行で視聴者の興味を引くフック
- 動画の主な内容(箇条書きOK)
- チャンネル登録・コメントへの誘導文
- 関連キーワードを自然に5〜8個含める
{{1.title}}のような記法はMakeのデータマッピング機能で、前のGoogle Sheetsモジュールから取得した値を自動的に差し込みます。
2-4. モデルと温度を設定する
モデルは「gpt-4o」を推奨(品質重視)。温度(creativity)は0.7〜0.8が概要欄生成に適しています。0に近いと無難すぎる文章、1に近いと突拍子もない表現が出やすくなります。
ステップ3:生成結果をスプレッドシートに書き戻す+通知設定
3-1. テキスト解析モジュールで概要欄とタグを分割する
OpenAIの出力は「概要欄とタグが一続きのテキスト」として返ってきます。Makeの「Text Parser」モジュールを使い、「—概要欄—」「—タグ—」の区切り文字で分割します。
- モジュール追加 → 「Tools」→「Text Parser」→「Match Pattern」
- 概要欄抽出パターン例:
---概要欄---([\s\S]*?)---タグ--- - タグ抽出パターン例:
---タグ---([\s\S]*?)---
3-2. 結果をGoogleスプレッドシートに書き戻す
Google Sheetsモジュール「Update a Row」で、D列に概要欄・E列にタグを自動入力するよう設定します。スプレッドシートがそのままコピペ用データベースになります。
3-3. Slack or メール通知を追加する(任意)
Gmailモジュールを最後に追加し「生成完了!スプレッドシートを確認してください」というメールが届くよう設定すると、バックグラウンド実行でも気づけます。Slackをお使いなら「Send a Message」モジュールで同様に設定可能です。
この仕組みはノーコード自動化の入門として最適です。さらに発展させたい方には、AI×Make自動化でブログ記事をWordPressに自動投稿する方法2026が参考になります。ブログとYouTubeを連動させた集客自動化が実現できます。
おすすめツール・プランの選び方
🔧 おすすめツール
Make(旧Integromat・ノーコード自動化)
料金: 無料〜$29/月
※無料プランから始めて、必要に応じてアップグレード可能です。
※本リンクはアフィリエイトリンクです
Make自動化を実運用する上で必要なツールと推奨プランをまとめます。
| ツール | 推奨プラン | 月額費用 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Make | Core(月10,000op) | $10.59〜 | 最初は無料で試せる |
| OpenAI API | 従量課金 | 月$5〜(小規模なら) | GPT-4oミニで節約も可 |
| Google Workspace | 無料(個人Gmail) | $0 | スプレッドシート利用 |
| 合計概算 | ― | 月1,500〜2,000円 | 月20本投稿の場合 |
ノーコードツールを活用した自動化ビジネスのより広い視点については、AI×ノーコード起業完全ガイド【0円で始める副業ロードマップ2026】も参考にしてください。Make以外のツールも組み合わせた本格的な自動化ビジネスの全体像が掴めます。
よくある失敗とその解決策
実際に設定した読者からよく届く質問・失敗談を5つ挙げ、解決策を解説します。
失敗①「Google Sheetsの連携でエラーが出る」
原因:OAuth認証のスコープ不足、またはスプレッドシートIDの誤入力。
解決策:Makeのモジュール設定で「Re-authorize」を実行。スプレッドシートIDはURL中の/d/と/editの間の文字列です。シート名(タブ名)は日本語でも動作しますが、英数字に変更すると安定します。
失敗②「OpenAIがエラーを返す(rate limit exceeded)」
原因:API利用制限(1分あたりのリクエスト数)を超えている。無料枠では特に発生しやすい。
解決策:Makeシナリオのスケジュール実行を「1件ずつ・5秒間隔」に設定。MakeのFlow Controlモジュール「Sleep」で遅延を挟みます。
失敗③「概要欄が英語で出力される」
原因:プロンプトに言語指定がない状態で動画タイトルが英語だった場合、AIが英語で返すことがある。
解決策:プロンプトの冒頭に「必ず日本語で出力してください。」という一文を追加するだけで解決します。
失敗④「タグが15個未満しか生成されない」
原因:プロンプトの指示が弱い、またはトークン上限が低すぎる。
解決策:OpenAIモジュールの「Max Tokens」を1,500〜2,000に設定。プロンプトにも「必ず15〜20個のタグを生成すること」と強調記載します。
失敗⑤「Makeのオペレーション消費が予想より多い」
原因:Watch Rowsが既存の行も繰り返しチェックしている。
解決策:スプレッドシートに「処理済み」フラグ列(F列)を追加し、MakeのFilter機能で「F列が空の行のみ処理する」条件を設定します。処理完了後にF列へ「done」と書き戻すことで二重処理を防げます。
実際に使った感想・正直なデメリット(E-E-A-T)
私はこのシナリオを2ヶ月間・約80本の動画投稿で使い続けました。率直な感想をお伝えします。
良かった点:
概要欄のクオリティが「上がった」というより「安定した」という感覚が正直なところです。疲れているときでも一定水準の概要欄が量産できるのは大きなメリット。タグについては、手作業では思いつかなかったロングテールキーワードをAIが提案してくれる場面が多く、実際に検索流入が増えた動画が3本ありました。
デメリット①:最初の設定に2〜3時間かかる
ノーコードとはいえ、Makeの操作に慣れていないと最初は詰まります。特にText Parserの正規表現は初心者の壁になりがちです。ただし一度動いてしまえばメンテナンスはほぼ不要です。
デメリット②:AIが生成した概要欄には必ず目視確認が必要
AIは時に事実と異なる情報や、動画内容とズレた概要欄を生成することがあります。私は必ず投稿前に30秒程度の確認を挟んでいます。「完全ノータッチ」にはしないことをおすすめします。
デメリット③:YouTube Data API連携でさらに自動化できるが設定が複雑になる
今回の手順はスプレッドシートへの書き出しまでですが、YouTube Data APIを使えばMakeから直接YouTubeの概要欄・タグを更新することも技術的には可能です。ただしAPIの認証・スコープ設定が複雑なため、本記事では「コピペ運用」を推奨します。
UTAGEなど国産ツールとの連携も視野に入れている方には、UTAGE×AIで集客自動化|ノーコード仕組み化完全ガイド2026がおすすめです。YouTube×メルマガ×LPを一元管理する仕組みが学べます。また、Systeme.ioを使った副業モデルに興味がある方はSysteme.io×AIで集客自動化|副業初心者の完全設定ガイド2026も参考にしてください。
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まとめ・次のステップ
本記事で解説したMake×AI自動化でYouTube概要欄・タグを自動生成する仕組みを振り返ります。
- ✅ Googleスプレッドシートをトリガーに動画情報を入力
- ✅ OpenAI(GPT-4o)でSEO最適化された概要欄・タグを生成
- ✅ Text Parserで分割してスプレッドシートに書き戻す
- ✅ 月額コスト1,500〜2,000円で月20本の作業を大幅短縮
次のステップとして、以下の順番でレベルアップを目指してください。
- Step1:本記事の手順通りにシナリオを構築し、まず1本テスト生成する
- Step2:プロンプトをカスタマイズし、自分のチャンネルトーン・専門分野に最適化する
- Step3:サムネイルキャッチコピーやカード・終了画面の文言生成も同じフローに追加する
- Step4:生成した概要欄にメルマガ誘導リンクを自動挿入し、YouTube集客からメルマガ誘導を仕組み化する方法へ発展させる
自動化は「一度作れば永続的に働く仕組み」です。最初の2〜3時間の投資が、その後の何百時間もの作業を代替してくれます。まずはMakeの無料アカウントを作るところから始めてみてください。
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