ウェブサイト制作において、ページビルダーの存在は計り知れない価値があります。
Elementorはその優れたページビルダーの一つであり、直感的な操作とレスポンシブデザインに対応しています。
ここでは背景デザインをカスタマイズする方法を探求します。
「背景色を変えたいのに、どのタブをクリックすればいいかわからない」「設定したはずなのに色が反映されない」――そんな悩みを抱えている方のために、スタイルタブと高度な設定タブの使い分けから、トラブル対処法まで丁寧に解説します。
主なポイント
- 高度な設定タブではマージン、パディング、z-indexなどの詳細設定が可能
- 背景色の変更はカラーピッカーを使って簡単に行える(HEX・RGB・透明度にも対応)
- 背景画像の設定で、位置や繰り返しなどをコントロールできる
- グラデーション背景の作成も可能で、色や角度をカスタマイズできる
- ビジュアルエディターでリアルタイムにプレビューしながら設定できる
- セクション・カラムの背景は「スタイルタブ」、ウィジェット単体の背景は「高度な設定タブ」で設定する(ここを間違えると背景が変わらないトラブルの原因になる)
高度な設定タブには、これまでに見たことのない程の多様な機能が提供されています。
各要素についての注意深い調整が可能であり、例えばマージンやパディングだけでなく、z-indexなども制御できます。
CSSスタイルを逐一調整する必要もありません。
これらを熟知すれば、Web制作作業は明確かつ効率的に進行するでしょう。
Elementorの高度な設定タブの概要
Elementorのウィジェットには、背景の設定に加え、高度な設定タブが備わっています。
この特別なタブには多様なウィジェットで共有される機能が配置されています。
このタブには以下に示す主要な設定項目があります。
- マージン(外側の余白)
- パディング(内側の余白)
- z-index(要素の重なり順序の制御)
- CSS ID(スタイル調整用)
- CSSクラス(スタイル調整用)
この機能を理解しておけば、どんなウィジェットでも適用できるでしょう。
「スタイルタブ」と「高度な設定タブ」の使い分け
Elementorで背景を設定する際、どのタブを使うかは要素の種類によって異なります。ここを間違えると「設定したはずなのに変わらない」というトラブルに直結するため、最初に整理しておきましょう。
| 要素の種類 | 背景設定の場所 | 備考 |
|---|---|---|
| セクション全体 | スタイルタブ > 背景 | 最も広い範囲に適用 |
| カラム(列) | スタイルタブ > 背景 | セクション内の列単位で設定 |
| ウィジェット単体 | 高度な設定タブ > 背景 & ボーダー | 個別ウィジェットの背景はここ |
たとえば、テキストウィジェットだけ背景色を変えたい場合は「高度な設定タブ」を使います。セクション全体やカラムの背景色を変えたい場合は「スタイルタブ」から設定してください。
背景色の設定方法
Elementorの「高度な設定」タブには多数の背景設定機能が装備されています。
まず、クラシック背景の設定方法を紹介しましょう。
クラシック背景の設定
「クラシック」を選ぶと、背景色と背景画像を自由に設定できます。
これは基本的な設定ですが、進んだ機能と組み合わせることで魅力的な背景が生まれます。
背景色の変更
「背景色」ボタンをクリックし、カラーピッカーで選択します。
グラデーションも可能で、2つの色の比率を調整すれば多様なグラデーションが作れます。
カラーピッカーでは以下の方法で色を指定できます。
- HEX値の直接入力:カラーピッカー下部のHEX欄に「
#なし」で6桁のコードを入力(例:ff6600) - RGB・HSL形式:カラーピッカーの表示モードを切り替えて数値指定が可能
- 透明度(Alpha)の設定:アルファスライダーを動かすことで0〜100%の透明度を調整できる(半透明の背景色に便利)
- グローバルカラーの適用:Elementorで事前に登録したサイト共通色を選択できる(Pro版機能。サイト全体の色統一に役立つ)
背景画像の設定
「画像」ボタンから背景画像を選択できます。
表示については「位置」「添付」「繰り返し」「サイズ」を調整して、サイトのコンセプトに合わせることが重要です。
- 位置:左上・中央・右下など9方向から選択。カスタム値(px・%)での指定も可能
- 添付:「固定」にするとパララックス風の演出、「スクロール」は通常表示
- 繰り返し:テクスチャ画像などを繰り返したい場合に設定
- サイズ:Cover(全体を覆う)/Contain(はみ出さない)/Auto/Custom(px・%指定)から選択
背景グラデーションの使い方
Elementorを用いると、グラデーションの設定が可能です。
この機能を利用することで、サイトのデザインにスタイリッシュな印象を与えることができます。
グラデーションの角度調整
「角度」の調整により、グラデーションの向きを変更できます。
これにより、水平・垂直だけでなく、斜め方向へのグラデーションも可能となります。
角度は0〜360度の範囲で数値入力でき、たとえば0°で上から下、90°で左から右のグラデーションになります。2つの色の比率(カラーストップの位置)も個別に調整できるため、色の変化を途中で急にしたり、なだらかにしたりと細かくコントロールできます。
放射状グラデーション
「タイプ」を「放射状」とすると、円状に広がるグラデーションが作成できます。
また、「位置」の調整によって、楕円形のグラデーションを形作ることもできます。
このようにして、グラデーションを用いることでサイトのデザインに新たな魅力を与えることができます。
様々な設定を試み、最適なグラデーションを見つけ出しましょう。
Elementorの背景設定方法
Elementorでの背景設定方法について、手順を以下にまとめました。
これを参考に、簡単に背景をカスタマイズすることができます。
1. Elementorエディタを開く
- WordPressの管理画面から、編集したいページや投稿を選び、「Elementorで編集」ボタンをクリックします。Elementorエディタが開きます。
2. セクションまたはカラムを選択
- 背景を設定したいセクションやカラムを選びます。
- エディタ上で直接クリックするか、画面左の「セクション追加」や「カラム追加」オプションを使って、新しいセクションやカラムを作成します。
3. スタイルタブを選択
- 左側のパネルで「スタイル」タブをクリックします。セクションやカラムの場合はここで背景設定が行えます。ウィジェット単体の場合は「高度な設定」タブを選択してください。
4. 背景タイプを選択
- 「背景」セクションで、背景タイプを選択します。「クラシック」「グラデーション」「動画」「スライドショー」などのオプションが表示されます。
5. 背景画像や色を設定
- 「クラシック」を選んだ場合、「色」や「画像」のオプションが表示されます。色を選ぶ場合はカラーピッカーを使用し、画像を設定する場合はメディアライブラリから選択します。
6. 背景のグラデーション設定
- 「グラデーション」を選ぶと、2色のグラデーションを設定できます。各色はカラーピッカーで選択し、角度や位置を数値で調整します。放射状グラデーションにしたい場合は「タイプ」を「放射状」に切り替えてください。
7. 動画背景の設定
- 「動画」を選ぶと、YouTubeやセルフホストの動画URLを入力することで、セクションの背景に動画を設定できます(セクション・カラムのみ対応。Pro版推奨)。
8. 背景オーバーレイの設定
- 背景画像や動画の上に色や透明度を重ねる「オーバーレイ」も設定できます。文字の可読性を高めたい場合に特に有効です。「背景オーバーレイ」セクションから色・透明度・ブレンドモードを調整してください。
9. 設定の保存
- すべての設定が完了したら、画面下部の「公開」または「更新」ボタンをクリックして変更を保存します。プレビューで確認しながら調整するとスムーズです。
ボーダーとウィジェット配置
Elementorでは背景設定に加えて、ウィジェットのボーダー(枠線)や配置もきめ細かくコントロールできます。
ウィジェットのボーダー設定
「高度な設定」タブ内の「ボーダー」セクションから、ボーダーの種類(実線・破線・点線など)・太さ・色・角丸(border-radius)を設定できます。
ボックスシャドウ(影)の追加も同セクションから行えるため、カード型デザインなどに活用できます。
ウィジェットの配置設定
「高度な設定」タブの「レイアウト」セクションでは、ウィジェットの横幅(インライン表示・カスタム幅)や垂直方向の配置を調整できます。
マージン・パディングの数値入力欄では、上下左右それぞれ個別に余白を指定できます(px・em・%・vw対応)。「リンク」アイコンをクリックすると四辺一括で同じ値を入力することも可能です。
レスポンシブ設定
Elementorはレスポンシブデザインにも対応しており、デバイスごとに背景や余白を個別設定できます。
エディタ上部(または下部)にあるデバイス切り替えアイコン(デスクトップ・タブレット・スマートフォン)をクリックすると、各デバイス向けの表示設定に切り替わります。
- スマートフォンでのみ背景色を変えたい場合は、モバイルビューに切り替えてから設定する
- マージン・パディングもデバイスごとに異なる値を設定できる
- 「レスポンシブ」セクションで特定のデバイスでの表示・非表示を切り替えることも可能
スマートフォンでのプレビューを必ず確認し、背景が意図通りに表示されているか確認してから公開しましょう。
よくある質問(FAQ)
どのように背景色を変更できますか?
セクションまたはカラムの背景色を変更するには、対象要素を選択して「スタイル」タブを開き、「背景」セクションのカラーピッカーで色を選択します。ウィジェット単体の背景色を変えたい場合は「高度な設定」タブの「背景 & ボーダー」から設定してください。
背景にグラデーションを設定するにはどうすればよいですか?
スタイルタブの「背景」セクションで背景タイプを「グラデーション」に切り替えます。2色のカラーピッカーで開始色と終了色を設定し、角度(0〜360度)やカラーストップの位置を調整することで、線形・放射状のグラデーションを自由に作成できます。
背景画像はどのように設定するのですか?
スタイルタブの「背景」から背景タイプを「クラシック」にし、「画像」の選択ボタンからメディアライブラリ経由で画像をアップロード・選択します。位置・添付・繰り返し・サイズを調整して、意図したレイアウトに整えてください。
ウィジェットにボーダー(枠線)を付けるにはどうすればよいですか?
ウィジェットを選択し、「高度な設定」タブを開きます。「ボーダー」セクションでボーダーの種類(実線・破線など)・太さ・色を設定し、必要に応じて角丸(border-radius)やボックスシャドウも追加できます。
ウィジェットの配置はどのように調整できますか?
「高度な設定」タブの「レイアウト」セクションから横幅や垂直配置を調整できます。マージン・パディングは上下左右それぞれ個別に数値入力でき、px・em・%・vwなど複数の単位に対応しています。
レスポンシブデザインに対応するにはどうすればよいですか?
エディタ上部のデバイス切り替えアイコンでデスクトップ・タブレット・スマートフォンの各ビューに切り替え、デバイスごとに背景・余白・表示設定を個別に調整できます。スマートフォン向けに設定した値はモバイルビュー時のみ適用されます。
まとめ
Elementorの背景設定・高度な設定タブについて、重要なポイントをまとめます。
- セクション・カラムの背景は「スタイルタブ」、ウィジェット単体の背景は「高度な設定タブ」で設定する。この使い分けが背景トラブルを防ぐ最大のポイント。
- 背景色はカラーピッカーでHEX・RGB・透明度を指定でき、グローバルカラーの活用でサイト全体の色統一も効率化できる。
- 背景画像は位置・添付・繰り返し・サイ
(Visited 1,151 times, 1 visits today)







