「オンラインでコースを売りたい」「LINEからの集客を自動化したい」――そんな個人起業家やスモールビジネスのオーナーが最初にぶつかる壁が、ツール選びです。ファネル構築、メール配信、決済、会員サイト……これらを一つにまとめられるオールインワンツールとして、海外発のSysteme.ioと日本発のUTAGE(ウタゲ)が注目を集めています。しかし、料金体系も機能の強みもまるで違うこの2つ、「結局どっちを選べばいいの?」と迷っている方は多いはず。この記事では2026年7月時点の最新情報をもとに、料金・機能・日本市場での使いやすさ・向いている人を徹底比較し、あなたに最適な1本を見つけるお手伝いをします。
なお、よく比較対象に挙がるClickFunnels(月額$147〜)やKajabi(月額$149〜)は、いずれも月1万5千円超の投資が前提です。Teachable+Lステップの組み合わせも選択肢にはなりますが、ツール間連携の手間とトータルコストを考えると、「オールインワンで完結させたい」読者にとっての最終候補はSysteme.ioかUTAGEに絞られるのが2026年の現実です。
Systeme.ioとUTAGEとは? ── まず全体像をつかもう
📌 この記事はこちらの完全ガイドでも詳しく解説しています
比較に入る前に、それぞれのツールがどんな性格を持っているかを押さえておきましょう。
Systeme.io(システミオ)── 海外発・無料から使えるコスパ最強ツール
Systeme.ioはフランス発のオールインワン・マーケティングプラットフォームです。ファネルビルダー、メール配信、オンラインコース、アフィリエイト管理、ブログ、ウェビナーまでを1つの管理画面に統合しています。最大の特徴は無料プラン(Freeプラン)でもファネル3本・メール無制限・会員サイトが使えるという圧倒的なコストパフォーマンス。ClickFunnelsが月額$147〜であることを考えると、月額$27のStartupプランでもその約5分の1で同等機能が手に入ります。
一方、UIは英語のみで日本語公式サポートはありません。また、日本市場で不可欠なLINE公式アカウントとのネイティブ連携には非対応です。
英語UIの実用性について補足:Chromeの自動翻訳を使えば日本語表示は可能ですが、ファネルエディタ内で翻訳が干渉してレイアウトが崩れるケースが報告されています。また、注文確認メールや会員サイトのシステムメッセージは英語ベースのテンプレートが適用されるため、エンドユーザー(お客様)の目に英語が触れるリスクがある点は、日本人向けに販売する場合に見落とされがちな落とし穴です。カスタマイズで日本語化することは可能ですが、すべてのメッセージを一つひとつ書き換える手間が必要です。
⚠️ Systeme.ioが向いていない人
・お客様への連絡をすべて日本語で統一したい方
・英語の管理画面に抵抗がある方
・LINEが集客の主軸になっている方
・インボイス対応の適格請求書が必要な法人・課税事業者
UTAGE(ウタゲ)── 日本市場特化・LINE連携の決定版
UTAGEは日本の起業家・コンサルタント向けに開発されたオールインワンツールです。ファネル構築、ステップメール、LINE公式アカウント配信、会員サイト、決済までをワンストップで管理できます。最大の武器はLINE公式アカウントとのネイティブ統合。タグによるセグメント配信、リッチメニューの動的切替、LINE経由の決済導線など、日本のBtoC集客に欠かせない機能が標準で組み込まれています。UIもサポートも完全日本語です。
ただし無料プランは存在せず、最低でも月額9,700円からのスタート。実用的にはスタンダードプラン(月額21,670円)以上が必要になるケースが多い点は事前に知っておくべきでしょう。なぜスタンダードが「実用ライン」になるかというと、ライトプランではシナリオ(自動化フロー)の設定本数・配信通数に制限があり、「LINEステップ配信+メールステップ配信+決済後の自動フロー」を同時に走らせようとすると、すぐに上限に達してしまうためです。
⚠️ UTAGEが向いていない人
・月商5万円以下でまだテスト段階の方(コストが重い)
・LINEをほぼ使っていない、または海外向けビジネスの方
・ツール費に月1万円以上の予算を確保できない方
・アフィリエイト収益が主で、高度なCRM機能が不要な方
【2026年最新】料金プランを正直に比較する
ツール選びでまず気になるのはコストです。2026年7月時点の料金を並べてみましょう。
Systeme.ioの料金プラン
| プラン | 月額料金 | 主な上限 |
|---|---|---|
| Free | $0(無料・無期限) | コンタクト2,000件/ファネル3本/メール無制限/ブログ1つ/自動化1本 |
| Startup | $27/月(年払い時$228/年≒$19/月) | コンタクト5,000件/ファネル10本/ブログ5つ/自動化10本 |
| Webinar | $47/月(年払い時$396/年≒$33/月) | コンタクト10,000件/ファネル50本/エバーグリーンウェビナー対応 |
| Unlimited | $97/月(年払い時$828/年≒$69/月) | すべて無制限 |
年払いにすると約30%割引が適用されます。日本円換算はドル円レートによって変動しますが、2026年7月時点の参考レートで計算した月額目安は以下のとおりです。
| プラン | 1ドル=140円 | 1ドル=155円 | 1ドル=160円 |
|---|---|---|---|
| Startup(月払い) | 約3,780円 | 約4,185円 | 約4,320円 |
| Startup(年払い換算) | 約2,660円 | 約2,945円 | 約3,040円 |
| Unlimited(年払い換算) | 約9,660円 | 約10,695円 | 約11,040円 |
為替リスクの現実:参考までに、2024年初頭のドル円は約140円、2025年半ばには一時158円台まで円安が進みました。Startupプランの月額は140円換算で約3,780円、158円換算で約4,270円と、為替だけで年間約6,000円の差が生じます。USD建て支払いは手軽ですが、長期的に予算を立てる際は為替変動のリスクを織り込んでおく必要があります。
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UTAGEの料金プラン
UTAGEは全プランが日本円建てのため、為替リスクはありません。
| プラン | 月額料金(税込) | 主な特徴 |
|---|---|---|
| ライト | 9,700円/月 | コンタクト2,000件/シナリオ制限あり/基本機能一式 |
| スタンダード | 21,670円/月 | コンタクト無制限/シナリオ無制限/LINE・メール・決済・会員サイトフル活用 |
なお、UTAGEには14日間の無料トライアルが用意されています。ただし、トライアル期間中でもクレジットカードの登録が必要な点は注意してください。また、年払いオプションは現時点では提供されておらず、月払いのみとなっています。
コスト比較のポイント ── 「トータルコスト」で考える
単純な月額料金だけで比較すると、Systeme.ioが圧倒的に安く見えます。しかし、日本市場でUTAGEが代替するツール群を洗い出すと話が変わります。
UTAGEのスタンダードプランで代替できる主なツールと、それぞれの月額コストを並べてみると:
- Lステップ(LINEマーケティング):スタ
まとめ
Systeme.ioとUTAGEは、どちらもファネル構築・メール配信・決済・会員サイトを一元管理できるオールインワンツールですが、特性は大きく異なります。Systeme.ioは無料プランから始められるコスパの高さと海外展開への柔軟性が魅力で、英語UIに抵抗がなくLINE連携が不要な方に最適です。一方UTAGEは、LINE公式アカウントとのネイティブ連携と完全日本語対応により、国内BtoC集客を自動化したい方に圧倒的な強みを発揮します。月額コストと集客チャネルを軸に、ご自身のビジネスステージと顧客層に合った選択をすることが成功への近道です。
よくある質問
Q. Systeme.ioの無料プランだけで本当にビジネスを始められますか?
はい、Systeme.ioの無料プランでもファネル3本・メール無制限・会員サイト機能が使えるため、小規模なオンライン講座販売やリスト構築のテストには十分対応できます。ただし、コンタクト数が2,000件を超えた場合や自動化フローを複数走らせたい場合は有料プランへのアップグレードが必要になります。
Q. UTAGEのライトプランとスタンダードプランはどちらを選ぶべきですか?
LINEステップ配信・メールステップ配信・決済後の自動フローを同時に運用したい場合は、シナリオ本数や配信通数に余裕があるスタンダードプラン(月額21,670円)がおすすめです。まずは機能を試したい段階であればライトプランから始め、ビジネス拡大に合わせてアップグレードする方法も有効です。
Q. LINE連携が必要ない場合でもUTAGEを選ぶメリットはありますか?
UTAGEは完全日本語UI・日本語サポート・国内決済連携が充実しているため、LINE連携を使わない場合でも日本人顧客向けの販売導線を整えやすいメリットがあります。ただしLINE機能を使わないならSysteme.ioの方がコスト面で有利になるケースが多いため、集客チャネルと予算を総合的に比較して判断してください。







